AIR JAM 2012に寄せる想い

2月10日、PSYCHO FOOD EATERS(以下PxFxE)のボーカルが失踪したとの事で、急遽俺のゲストボーカルという形でライブをすべく横浜FADにいた。

 

リハも終り、オープンまでの間に時間を持て余していたのでFADの受付でFOLLOW UPを読んでいた。
そこに健さんからの電話が掛かってきた。
「何やってんの?」みたいな話からPxFxEでボーカルをする為にFADにいる経緯を話した。

 

そこから話しは一転して、AIR JAMの話になった。
当然だけど、この時の俺の頭の中に
『お誘いの電話だ!』
なんて気持ちは微塵もなかった。

 

今年は2daysで開催するとの事。
KEMURIが出るかもしれない、という話や、
ここで書けなさそうな裏話もしてくれた。笑

 

そして本題はてっきり『スタッフとして手伝いに来て欲しい』とかの電話かと思った。

 

 

 

 

そしたらまさかの

 

『MEANING出てくれないかなぁ』
の一言だった。

 

 

 

耳を疑った。
健さんは俺に今回のAIR JAM 2012の主旨を丁寧に説明してくれた。
誘った理由としては
『ピザのバンドだからじゃない。同じような目線・熱量で支援活動をしていたから』
と言ってくれた。

 

その一言で俺は出演したいという思いが固まった。

 

 

 

AIR JAMのオファーなんてバンドマンだったらうれしくない訳がない。
でも初めてPIZZAからリリースするって事を決めた時みたいに慎重にならざるも得なかった。
それだけAIR JAMのネームバリューはすごいモノだと理解していたからだ。
ハッキリ言って発表されたメンツの中でも群を抜いて知名度はないと思う。笑
異論も当然あると思う。

 

でも健さんの一言で俺の胸のつかえは取れた。
こんな俺らで良ければ、是非参加させて欲しいと心から思った。

 

 

後、こういった支援的な事をやり始めるキッカケとなったSLANGとBRAHMANと同じ日というのも俺には感慨深い。
この先輩方がいなかったら俺は何をしてたんだろう。
それに加えていつもライブハウスで時間を共にしているRADIOTSもいる。
HIROさんとまさかAIR JAMの舞台を共にするなんて2007年頃に一緒にU.K.Lをやり始めた時は考えもしなかった。だから当日は色んな感情が交錯し過ぎてヤバそうだなぁ。

 

 

ちなみに健さんからの電話の後、興奮気味の俺はなぜかAIR JAMに一番関心の薄い雄ちゃんに電話をしていた。
今思えば謎の行動だったなぁ。笑

 

 

 

ウチの親は普段音楽の事なんてあんまりよく分かってないけど、
俺がどれだけブルーハーツとハイスタの事を好きかは知っていたから、
今回の話にすごく喜んでくれた。

 

 

でも人は本当にうれしい事があると意外と他人に話さないものなんだなぁって改めて思った。

 

 

 

 

AIR JAMに出れる事、それ自体こんなにうれしい事はない。
きっと俺のバンド人生のハイライトととも言える出来事だろう。
でも今は東北の人のためにライブが出来るという事が素直にうれしい。
石巻で開催されるLANDMARK FESTIVALに関しても同じ気持ちだ。
規模の大きさに関わらず、この1年、柄にもなく人の為に動いたりしたけど、やっぱり音楽やってるなら音楽で何かを伝えたいからね。

 

いつも健さんと話す時は緊張するけど、この時は電話を切った後の手汗が半端じゃなかったのをよく覚えてる(笑)

 

俺らはあっちでどうしても鳴らしたい曲がある。
THE UNBROKEN HEARTを鳴らしたいんだ。

 

 

ちなみに俺は遊びに来たい人は俺はどこからでも遊びに来てもいいと思ってる。

 

 

 

だから東北三県の優先先行みたいなのも用意してあるわけだし。
行きたいけど我慢しようってのは違うんじゃないかなぁ。
難しい問題だけど、本当に行きたいって思うんだったら正規の方法でチケットを取る分には何も問題はないと俺は思う。
だから一人でも多くのMEANING ARMYが東北に集まってくれる事を俺は心から期待してるよ。

 

 

 

一緒に東北に、AIR JAMに行こうぜ。