余韻に浸っていたから終了報告が遅くなったわけではありません。
余韻に浸る暇もないぐらいに終わった後もやる事がてんこ盛りでした。(知ってた)
ちなみに現在も継続中です(鬱寸前)

まずは遊びに来てくれた人達、ありがとうございました。
あのビルに色々なジャンルの人が入り混じる様子は、想像よりも最高でした。
開催前から不安な点はあったけど、「始まれば終わる」を心のモットーに挑みました。
入場や、バンドシーンで近年稀に見る異常な押しとか、色々と不便と迷惑を掛けたと思うので
可能な範囲になりますがクレームなどに対応したいので、HARLEMじゃなくMEANINGに
DMか何か下さい。
忘れ物に関してはMEANINGでも良いけど、HARLEMに直接電話か何かするのが早いと思います。
とりあえずBUSSUIだかBASSUIのヤマちゃんの財布は出てきてません。
ネコババしちゃった人は財布だけHARLEMの前に戻しといてあげて下さい。
当日は可能な限りバンドのライブを見たりしていたけど、正直体が足りてませんでした。
全バンド、頭からケツまで見たかったので次回は、【本気を出せば全部見れる】をテーマにやりたいと思います。って次回あるのか分かりませんが。
出てくれた皆様(特にHARLEM)には本当に不自由な思いをさせてごめんなさい。
それなのにも関わらず、最後の最後まで笑顔でいてくれました。
イベントに出てもらった以上の借りが出来てしまいました。
SHANKやENTHやTOTALFATは年も近い友達だし理解してくれるだろうけど、
dustoboxやGARLIC BOYSやORdERやBorisにまで、横の丸見えの非常階段の所に居てもらうという。
全バンドのスタッフの皆も本当に大変だし、不便な思いをさせてしまったにも関わらず、
最後まで本気の笑顔で居てくれた事に本当に救われました。今度打ち上げで一緒の際は瓶ビールを注いで回ります。
この辺はきっとよっちが音響の仕事をしている内に築いた関係性なんだろうなと思った。
俺は出演してくれた皆とは、「横の繋がり」で今回のイベントを組んだつもりだった。
だからスタッフチームもこっちで選ぶ時に、普段PAをやってるよっちにお願いしたけど、
なるべくなら俺も知っている人にして欲しいと頼んだ。
そうしたら本当にほぼ全員、信頼をおける顔見知りのチームになってましたね。最高でした。
ちなみにMEANINGの時のPAは一番手をやってくれたFUCK YOU HEROESのアンドリューさんでした。
これは俺の提案でドリューさんにやってもらいました。
PAをやってくれる時のドリューさんの、背中を押してくれる感と、外は俺に任しとけ感がすごいんです。単純かもしれないけど、それだけで気持ちって上がるもんなんですよ。
実際、ライブの後に外音えぐかった報告を沢山頂いたので心でガッツポーズをしました。

横の繋がり is…
誤解を生んでしまうかもしれないので、先に断っておきますが、これからこのブログ内に出てくる
オーバグラウンドとアンダーグラウンドという言葉のどちらにも悪意も敵意もありません。
ただ自分的に説明がしやすくなるので使います。
ちなみにこれを読んだ人がどう思うかは分からないけどMEANINGは
オーバグラウンドに片足を突っ込んだアンダーグラウンドなバンド、ぐらいの認識でいます。
(今、片足も突っ込めてないって言った奴、出てきなさい)
まあ、だから今回のような企画が組めたんじゃないかなと思います。
MCでもたまに言う、隙間産業ポジションなので。
MEANINGにはオーバーグラウンドの前線でやってるこんな格好良いバンドもいれば、
まだ多くの人に知られてないだけで世界にも通用するようなアングラ最強バンドをやってる人達が
いるんだよ!っていう自慢です。笑

BX-CAFEに出てくれたバンドは比較的若いハードコアバンドと、THE BREATHのイトウさん(ex. CROCODILE COX)や、BUENOS CAMINOSのスナオさん(ex.VIVISICK)の様な昔から仲良くしてくれている先輩達の新し目のバンドが多かったと思います。世代に差はあっても、バンド同士が普段から一緒にやってたりで、共通の友達も多いのもあって終始良い空間に見えた。向かいの楽屋の方でも。笑
でもライブになればfeat.しあったり、さっきまでライブやってた奴がピットで暴れたりしてて、これぞハードコアの横の繋がりの強さ!みたいなものを感じたし、めちゃくちゃ美しかった。ライブハウスでの、ハードコアの大好きな部分がBX-CAFEに広がっていた。それに今の所BXで喧嘩があったみたいな報告は運営には届いていないので、きっと無かったのでしょう。
色々な音楽が好きだからこそヒップホップ、メロディックパンク、ハードコア、なんでも良いから何か新しい扉を開くキッカケになってもらえたら最高です。でも、誤解を恐れずに言うと俺は今でもハードコアパンクが一番かっこいい音楽だと思っています。MEANINGみたいなバンドやっててあれですが。笑
ライブ中も言ったけど、この日だけで知らなかった物を好きになってくれとは言わないので
少しでも頭の片隅に置いてもらえたら、きっと徐々に刷り込まれていくと思うし、刷り込んでいきますので。笑
もちろんハードコアしか聞かなかった人がこのイベントをメロディックパンクもいいじゃん!って
なってくれたら泣ける程嬉しいですよ。だってどっちも好きなんだから。

HARLEMに出てもらったdustbox, TOTALFAT, ENTH, SHANKは自分の中でオーバグラウンド枠と思ってます。このイベントのパンク、ハードコアっていう括りに置いての話しです。
知らない層の人達にはメロコア(メロディックハードコア)って言う説明になってしまうのかもしれないけど、それを武器に何千、何万の人と戦ってきているだけでもどれだけすごいかは分かると思います。
ハードコア界隈の人達はすぐにメロコアって言いがちだけど、それはちょっと違っていて
その中にも違いや色や味があるんですよね。ハードコアを一括りにジャパコアってダサいよね、とか
言われたらむかつくっていうのに近いのかな。まあ俺はジャパニーズハードコアのシーンの人じゃなく、ファン目線での話しです。笑
話が逸れかけたので、戻します。
そこに加えて他のバンドはどこにも属しきっといないバンドが多かったと思います。
Boris, GARLIC BOYS, RAZORS EDGE, ORdER。。。それぞれがそれぞれのシーンにはいるけど
その中でも異彩を放っていたり、どこのシーンにも属しきっていないオリジナリティがあるバンドばかりですよね。そこに加えてMEANINGです。
どこにも属していないのではなく、どこにも属させてもらえなかったはみ出し者が主催です。笑
そして今後もはみ出し仲間を集めていきたいです。
ちなみにHARLEMの方でも横の繋がり爆発が起きていました。
dustboxのライブの時にTOTALFAT, ENTH, RAZORS EDGEなど出てるバンドだけじゃなく
遊びに来てくれたバンドマン達もダイブをしたり、歌ったりと本当に圧巻の景色だった。
ジョージさんのHARLEMのセキュリティとのやり取り、クオリティ、人間力、全てに喰らいました。

今までもそういう光景は他のバンドの時でも沢山目にしてきてたけど、正直あんまり好きじゃなかった。笑
なんかハードコアシーンのそれとは違うものに見えてしまってるからかもしれないけど。
でもこの日のそれは馴れ合い感とかじゃなく美しかった。
ちなみに個人的にはENTHのバンドのでかくなり方がすごかった(お客さんの規模とかじゃないよ)
スタンスは変わらずなのにめちゃくちゃシャープになっていってた。数年ちゃんと見てないうちに
余裕と貫禄すら出てた。
TOTALFATは宴の合図をやってくれたし、SHANKはCIGAR STOREやってくれたし、dustboxはTOMORROWをやってくれた。リクエストしたのもあれば、そうじゃないのもあるけど、俺が好きな曲だって分かってやってもらえて本当に贅沢な気分の連続だった。ENTHはSUMMERやってくれたのかな…?やってくれたのに見逃してたら本当にごめん!
やるなら外で
ライブ中にケンカが起きたので言及しようと思います。野暮ですが目の当たりにしちゃったので。
本当の事は分からないし、双方の言い分もあると思う。でも俺はライブ中のケンカには反対です。
どうせやるなら外の迷惑のかからない場所で、誰にも止められない場所でやってきて下さい。
SHANKのライブ中に喧嘩が起きたんだけど、SHANK自体も全く怒ってなかったけど
主催の自分としては理由を知る必要があった。
喧嘩した当人同士は
”そうじゃねーよ、隼人さん”って言うかもしれないけど、俺が聞いたのは
撮影をしていたお客さんに注意をした事で起きた喧嘩、だと言う事だった。
それぞれのバンドの暗黙のルールやマナーみたいなのはあるかもしれないし、
撮影禁止が当たり前のバンドの現場で、何も知らずに携帯を出して怒られた。
みたいな話しはよく聞く話しだし、見たこともある。
注意した側も何故か、注意してやったぜ!みたいな正義を振りかざす人もいるが、それはそれで違うと思う。誰にだって知らなくてやってしまう事はあるかもしれないけど、そういう時に優しく注意
しあえるフロアだったらいいなって。
ちなみに手を出したのはMEANINGによく来てくれるお客さんだった。(お客さんって言い方はあんまり好きじゃないけど)
本人にも伝えたから、ここでも書かせてもらうけどどんな事情があれ手を出すのは違うと思うと。
ムカついたり、怒っちゃったりするのは分かる。人間だもの、大月だもの(目玉っちゃ)
自分の感情で、それでライブが止まっちゃったり、集中できなくなるのは違うと思うんだよね。
だから喧嘩するなら外に行って下さい。笑
でも出来るだけ発散していって欲しいから、そこんとこよろしくお願いします。
みんながハッピーに終われるフロアにしたいので。

ライブハウスの遊び方
この日のイベントには2種類のライブハウスで遊んでる人達が集まってくれたと思ってます。
超ざっくりですが。
別にどっちが良いとか悪いって言ってるわけじゃないので誤解なき様、お読み下さい。
まずは1種類目のライブハウスで遊んでる人
っていうのは分かりやすくいうとプレイガイドでチケットを取るのに慣れてる人。笑
もちろん同じライブハウスに何度も行くけど、そこにお目当てのバンドが来たら行くという、
ちょっとコンサート会場的な様子が含まれてるのかな。誤解なき様。笑
もう1種類のライブハウスで遊んでる人
っていうのは同じようにお目当てのバンドがあってライブハウスに行くわけなんだけど、
そのまま対バンのライブも見に行くようになったり、バーカウンターの人と知り合いになって飲んだりとか、いわゆるそのライブハウスの常連さんみたいな遊び方。
そこのハコバン推しぐらい通っちゃうみたいなね。二万電圧、WALL、MOONSTEPとかのイメージ。
こちらも誤解なき様。笑
俺はどっちの遊び方もありだと思ってるけど、ローカルなライブハウスの遊び方としては後者の方が
自分のスタイルに近いのかもしれない。若い頃は前者のプレイガイドでチケットを取って、ライブを見て帰るだけみたいな遊び方だったし。
そういう2種類のお客さんが一つのビルに入り混じってて、更にクラブシーンのお客さんや友達も混ざってる感じは本当に最高の景色でした。
その中でもORdERやBorisみたいに、異端児が集まるイベントの中で更に異界感を出しまくってくれた。
どちらのバンド共、これを機にもっともっと沢山一緒にやりたい次第です。仲良くして下さい(ハッキリ)

世代とジャンルとクロスオーバーと私
部屋とYシャツと私みたいに言いたかったけど、うまく言えませんでした。
何度も何度も言ってるけど、バンドだけじゃなく、ファッション、DJ、ラッパーなどが自然と交差していけばいいなと思って組みました。
出てくれたPETZ君、ケネイ君、じゃかましぎゃるず、DABOさん
本当にありがとうございます。これを一回切りにせずにまた一緒にライブハウスや、クラブででも
一緒にやれたら嬉しいし、お客さんもライブハウスやクラブを行き来してくれるようになったら
最高です。

出演しているバンドマンの多くはラッパーのみんなのライブをすごく楽しみにしていたし、
遊びに来てくれた友達やお客さんからは、何回かDJが本当に良いね!とのお褒めの言葉を頂けました。
正味、俺はブッキングしただけだし、竹田やよっちみたいにDJが出来るわけじゃないのですが
なんだか自分が褒められたみたいに嬉しかったです。
このイベントはクラブシーンの最前線でやってる皆の協力あってのイベントなので
そうじゃないとただのバンドのパンク、ハードコアのイベントになってしまうのでね。
きっとあの日、HARLEMどころかクラブに初めて入ったって人は多かったんだじゃないでしょうかね?

ヘアブースの出店?もクラブだとたまにありますが、バンドシーンだと珍しいのと、ただの散髪じゃなくて編み込みを目の前で見れるってのは面白かったと思います。
パンクシーンで髪の毛をモヒカンや派手な色にするのが一つの文化みたいな感覚すかね。
編み込みとか、黒人のライフスタイルから生まれたヘアスタイルをアジア人がやるのはどうとか騒がれる昨今ですが、別にいいじゃんね。笑
そういう格好の部分から興味を持って、どっぷり沼ってもらえたりしたら嬉しいしね。
文化を軽んじてるわけじゃないけど、そんな事言ったら本物のパンクバンドはストリートにいるのか?みたいな話にもなってくるしね。多様性とは、こういう時に便利な言葉ですね。笑
DJのみなさんもバンドの転換があったり、なんかいつもと全然勝手が違ったのに
文句一つ言わずに存分にプレイしてくれました。この日出てもらったDJの皆さんは、またMEANINGの
パーティーでも力を貸してもらうと思うのでチェックしてみて下さい。
みんなDJの映像がYouTubeにあったり、楽曲を出してたりと、掘っていくと繋がる所とかが見えてきて、もっと現場が楽しくなってくると思うので。
ってかこのブログを書き出して、修正、加筆などしてたら7月になりかけてましたね。
というわけで、6月26日の段階で言いますが、来年もやろうと思います。5月末、空けといて下さい。
人は変われます
最後に、こういうジャンルごちゃ混ぜなイベントをやった主催として伝えたい事があります。
今自分が好みじゃない、好きじゃないものも大好きになる可能性はあります。
それを言い切れるのは、自分がそうだからです。
頑固で捻くれている自分が180度変われたので。
これは本人達にも伝えてるけど、俺はTOTALFATのことが好きじゃなかった。
(ごめん!笑)
当時、彼らとは知り合いじゃなかったので人は知らなかったけど、自分の好きなパンクを格好悪い形で伝えている思っていた。俺の思うパンクじゃないって。
でも2015年辺りにHARLEMの向かいにVERDYと事務所を構えていた時にブンタがよく顔を出すようになって、そこから関係が深くなり、いつの間にか数少ない親友と思える関係にまでなった。
そこからTOTALFATをよくしり、シュン、ホセ君とも話す内に本当に大好きなバンドになった。
昔から俺を知る人からしたら、俺がTOTALFATでフューチャリング参加する未来は想像できないと思うし、俺すらも想像していなかった。本当の意味で交差しないと思っていた。
今ではそんな大事なTOTALFATにHRALEMのトップをやってもらえて最高だった。
頼りになるぜ!って思いながらライブを見させてもらった。


MEANINGはこのイベントをやった事でどこのシーンとも敵対する気も競う気はありません。
誤解を恐れずに言えば日本のハードコアシーンにもTurnstileみたいに切り拓いていくバンドが出てきて欲しいので、そんな道筋のキッカケとかになってくれたら最高だなと。
本当の最後に、俺と同じぐらい大変な思いをしてくれたHARLEM店長の馬場さんと
イベント終わりで撮った一枚でお別れです。

またお世話になります

柵曲げちゃってごめんなさい